川内優輝 びわ湖で五輪挑戦に区切り
「青梅マラソン」(21日、東青梅四丁目西~青梅市総合体育館前=30キロ)
3月のびわ湖毎日マラソンに出場する“最強市民ランナー”川内優輝(28)=埼玉県庁=が1時間32分40秒で3位に入り、最終調整レースを終えた。レース後は、びわ湖で五輪挑戦に「区切り」をつける意向を表明した。
昨年12月の福岡国際で8位に敗れた川内は、リオデジャネイロ五輪出場は、びわ湖で自己ベストを上回る設定記録2時間6分30秒を突破しない限り、絶望的な状況。すでにリオが最後の五輪挑戦と明言しており、「状態を考えれば厳しい。でもできる限り走ることが、五輪挑戦に区切りをつけるために必要」と、力を込めた。
第一線で走るのは17年のロンドン世界選手権までと決めている。「1年半をかけて記録を伸ばせるように、長いスパンで考えたい。ここから怪我をしないで練習が積めれば、秋、冬には調子が上がる。ロンドンではメダルを狙いたい」と、集大成の舞台を見据えた。