新米パパ北島寿典が日本人最高の2位

 「びわ湖毎日マラソン」(6日、皇子山陸上競技場発着)※走破タイムは速報値

 リオデジャネイロ五輪代表選考レースで、北島寿典(31)=安川電機=が2時間9分16秒(速報値)で日本人最高の2位に入った。

 石川末広(36)=Honda=が日本人2位、津卓也(28)=旭化成=が同3位、丸山文裕(25)=旭化成=が同4位となり、丸山までが2時間9分台をマークした。

 市民ランナーの川内優輝(29)=埼玉県庁=は2時間11分53秒、ロンドン五輪代表の中本健太郎(33)=安川電機=は2時間12分8秒だった。

 優勝はL・ロティチ(ケニア)で2時間9分11秒で走った。

 レースは終盤に日本勢上位4選手の順位が何度も入れ替わるデッドヒートとなった。その中で北島が残り1・2キロで石川を突き放し、競技場内では前を行くA・シンブ(タンザニア)も捕らえ、優勝したロティチに次ぐ2位でゴールテープを切った。

 北島は昨年、初マラソンと2走目を連覇。この日は全体で2位も日本勢相手には3連勝となった。レース後は「一気にここまで来たので、この勢いでオリンピックではメダルを目指して勝負したいと思います」と力強く宣言した。

 2月1日には第1子の長女が誕生し、「レース前には『子どものために頑張る』と妻に言ってました。(レース中は)きつくなった時も思いだし、そうすることで余裕を出せて良かった」と振り返った。北島はこの日のレース終盤に、差し込みを覚えた脇腹をさすりながら疾走。ゴール後のインタビューでは「最後は痛みがあったが、出し切れました」などと語った。

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