男子バレー ブラジル帰り福澤が代表へ
バレーボールのリオデジャネイロ五輪世界最終予選(5~6月・東京体育館)で08年北京五輪以来、2大会ぶりの切符獲得を狙う全日本男子が25日、都内で練習を公開した。2年ぶりの代表復帰となったウイングスパイカーの福澤達哉(29)=パナソニック=は「スタートラインに立てた。覚悟を持って戦う」と意気込んだ。
代表から漏れた昨年はブラジル・スーパーリーグを経験。競争の激しい世界を体験し、「結果がすべてのシビアの世界。プロフェッショナルについて考えさせられた」と、精神的なタフさが増した。
現在、男子は新エースの石川祐希(中大)ら若手の台頭が著しく、ファンも急増中。チケットの売れ行きも好調で、フィーバーを起こしつつある。
ただ、若いチームだけに北京五輪を経験しているベテランの力は頼もしい。福澤は「人気が復活してきて、“よし、ここからだ”というところ。自分の色を出していきたい」と、新戦力との共闘に手応えをにじませた。