浅田真央、美術館で演技への刺激受けた

帰国した浅田真央は囲み会見で笑顔をみせる=成田空港(撮影・三好信也)
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 米国・ボストンで行われた世界選手権で7位だった女子フィギュアスケートの浅田真央(25)=中京大=が6日、成田空港に帰国した。大会後に1日ボストンに滞在してリフレッシュにあてたそうで、有名なボストン美術館で数々の作品を鑑賞、モネやピカソらの作品から刺激を受けたことを明かした。

 「この後は試合がもうなくて、少し息抜きがしたくて」と休養日を設けたという。「朝起きて、カフェに行って…」と1日を満喫した中に、「美術館に行った」というものもあった。日本でもほとんど美術館に行ったことはなかったが「モネの(作品の)池の色合いがすごくすてきだな」「ピカソの絵も印象的だった」と感銘を受けた。

 その中で、「力強い男性に羽が生えていて飛び立っていくような絵」が印象に残っていると明かした。作者などは分からなかったというが、「男性のポジション(構図)とかすごくすてきでした」とすっかりお気に入りに。「日本でも(美術館に)行きたいです。海外でも行きたいところが1つ増えるかな。演技にも感性が膨らんでいけばいいなと思います」と、美術館巡りの楽しさに目覚めてしまったようだった。

 大会後には、高いレベルを目指して現役を続ける意向を示していた。この日もあらためて「勝つために技術面、特にジャンプのレベルを上げていかないといけないと思います」と課題を挙げた。プログラムも「今年とは違ったプログラムを滑りたい」と語り、第一線で戦い続けることに意欲を示した。

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