浅田真央、アイスショーでファン魅了
「スターズ・オン・アイス2016・大阪公演」(9日、大阪市中央体育館)
フィギュアスケート女子で10年バンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央(25)=中京大=が9日、アイスショーに参加した。フリー曲の「蝶々夫人」のリズムに乗せ、コンビネーションジャンプ、華麗なステップなどを披露し、魅了した。
演技後、観客が総立ちで拍手する中、リンクを引き上げようとすると、退場ゲートとは反対側に行く“ハプニング”も。思わぬ勘違いに浅田も照れ笑い。観客をざわつかせた。
会見では「間違えちゃったかな。でも結構、みんな間違えてたよね、大ちゃん(高橋大輔)も、ね。暗くて分からなかった」と、頭をかいた。
2日まで米ボストンで行われた世界選手権は7位で今季を終了。「今季が終わって、大好きな蝶々夫人はもう滑らないのかと思ってたら、滑ることができた。心を込めて滑った。うれしかった」と、ショーの演技は満足顔で振り返った。
浅田は14~15年シーズンを休養し、昨秋に復帰。復帰シーズンを終えて来季、競技続行の意向はすでに示した。来季へ向け、手応えとともに、周囲のレベルがアップしていることを痛感している。「実力が(選手)それぞれ高いので、ドーンと休まず、ある程度、状態もキープしながら、レベルアップするのが目標。シーズンオフが重要になる」と、巻き返しへ練習漬けの日々を期した。