田児 除名の声も「見届ける義務ある」
国内の違法カジノ店でバドミントン男子のエース桃田賢斗(21)と、12年ロンドン五輪代表の田児賢一(26)=NTT東日本=がバカラ賭博を行っていた問題で、日本バドミントン協会は10日、都内で緊急理事会を開き、田児について無期限の登録抹消、桃田には日本代表指定から除外、無期限の大会出場停止の処分を決定した。
理事会では常習性があり、他の選手を誘った田児について、永久追放にあたる除名を求める声も上がったが、ある理事は「自分たちでしっかり管理した方がいいということになった。まだ若いし、更生まで見届ける義務がある」と話し、協会員に戻れる余地を残した登録抹消となった。
登録抹消で大会への出場はもちろん、バドミントンプレーヤーとして公式な活動はできない。ただ、国際連盟への登録は残るという。海外大会出場についても銭谷専務理事は「必ず日本協会からの申請がないと出られないルール」と話したが、可能性の話として「出られるとすれば外国籍をとれば、BWFへの大会は出られる」と、認識を示した。