バド代表、ノーモア桃田、田児へ
トップ選手の違法賭博問題に揺れる日本バドミントン協会は11日、都内で倫理委員会を開催し、再発防止策などについて意見を交わした。会の中では、代表活動中の茶髪やアクセサリーの禁止、海外遠征中の合法カジノ禁止なども議論の対象になった。
派手な髪型やアクセサリーを身につけることで話題だった桃田や田児を念頭に、委員の中からは「茶髪を禁止したらどうか」という意見も出たという。委員会後に報道陣に対応した銭谷欽治専務理事は「マナーや態度、服装も含めて、支持をいただけるようにしたらどうだという意見を頂いた。代表活動中は茶髪や最近の男子でいえば光り物みたいなものとか、海外遠征の移動中も変な格好ではいけないという話もあった」と、明かした。
また、桃田、田児が初めてカジノに触れたのが海外遠征中だったこともあり、代表活動中の合法カジノへの出入りを認めない方針を確認。また、警視庁のオリンピック・パラリンピック対策室の協力を仰ぎ、教育プログラムを作っていく方針も固めた。今後、意見を取りまとめて、順次実行していく。
日本協会は前日の緊急理事会では国内の違法カジノ店でバカラ賭博を行っていたバドミントン男子のエース桃田賢斗(21)と、12年ロンドン五輪代表の田児賢一(26)=NTT東日本=への処分を決定し、田児は無期限登録抹消、桃田は日本代表指定から除外、無期限の大会出場停止となった。桃田は出場権獲得を確実にしていたリオデジャネイロ五輪出場の可能性は消滅していた。また、この日、NTT東日本は田児の解雇、桃田の出勤停止30日などの処分を発表した。