福岡出身の鈴木聡美、熊本への思い語る
リオ五輪出場を決めた競泳女子100メートル平泳ぎ・鈴木聡美(25)ら、ミキハウス所属の競泳チームが18日、大阪府八尾市の同社本社に報告に訪れ、社員らから激励を受けた。
鈴木は12年ロンドン五輪で200メートル平泳ぎの銀メダルなど3つのメダルを獲得。2大会連続の五輪へ「今回は100メートル平泳ぎ1本。よりスピードとパワーを求めていきたい」と、決意を語った。
低迷期を乗り越えてつかんだ切符だけに、喜びもひとしお。「前回は大学4年生。積み上げた勢いで上り詰めた。今回は過去3、4年、本当に苦しい時期を味わっての内定だったのでいろいろ思うところはある。4年前よりパワー、スキルは上がっている。残りの期間で最後までバテないスタミナ力を付ける」と、レベルアップへ意気込んだ。
09年に出した1分6秒32が自己ベストで「早く超えたい」と意欲。メダル圏内は「1分5秒台前半。その辺がライン」と、2大会連続メダルに照準を合わせた。
福岡県出身で熊本を襲った震災には「被害が大きい。心配」と心を痛めた。「何もできないのがもどかしい。少しでも結果出して、どんな形でも勇気付けられたら」と話した。