浅田真央、休養期間に引退文書いていた
女子フィギュアスケートの浅田真央(25)=中京大=が19日、TBSラジオ「伊集院光とらじおと」に出演し、14年ソチ五輪後の休養期間中に引退に心が傾き、自身の公式サイトに2度、引退発表のメッセージを掲載しかけていたことを明かした。
引退と現役続行で心が揺れ、会見で発した「ハーフハーフ」は流行語にもなった。14年5月から約1年間は競技を離れ、「外に出てお散歩したり、家で片付けしたり、ご飯をお友達と食べに行ったりしていた」と「こんなに時間があるのか」と思うような時間の使い方をしていた。
そんな中、公式サイトに掲載する引退コメントを執筆していたことを浅田は明かした。「マネジャーさんに『お願いします』」と渡してから、「『ちょっと待ってください』みたいな」というやり取りがあったことも打ち明けた。
インタビュアーの伊集院光が「ハーフハーフじゃない」「3(対)、97ぐらいだよ」と驚く前で、「考えて、考えて(文章を書いた)」と振り返った浅田。休養期間中に「2回ぐらい」そうしたことがあったという。
結局、何げない日常を過ごしているうちに、「だんだんそれが嫌になってきて」復帰する方向に戻っていったという。「頑張って何かをしてきた自分がいたのに、自分の目標が何もなくて、ただ生活しているだけの自分がすごく嫌になっちゃって」と、当時の心境を振り返った。
昨年5月に復帰を表明した際には、「それに行くまでに50%50%になったり、90%10%になったり、できるんじゃないかな、できないんじゃないかなというのを繰り返してきました」と表現していた。現在、浅田は18年の平昌五輪出場を目指すことを明言している。