高橋大輔 家出、リハビリボイコット
フィギュアスケーターの高橋大輔(30)が23日、TBS系トーク番組「サワコの朝」(土曜、前7・30)に出演し、スケートが嫌になり家出した過去を告白した。
関大時代のことで「(2006年の)トリノ五輪に出ることが、スケート人生で初めての目標だった。でもそのころ、すごいスランプで…」と、理想と現実のギャップに悩み続けていたという。
生活そのものから逃げ出したいと思い、家出に至った。「反抗期ですかね。スケートをしたくないというか。ほぼ毎日ケンカして家出もした」と振り返った。
当時はジュニアからシニアに上がり3年ほど、成績が伸びない時期が続いていたという。さらに、大学生という新しい環境となり「まわりの友達がすごくうらやましくて、嫌になった」とスケートを投げ出したくなった理由を分析した。
10年のバンクーバー五輪では銅メダルを獲得。しかし五輪を控えた08年には右ヒザ前十字じん帯断裂の大けがを負っていた。この時も右ヒザのリハビリから逃げ出した過去を告白。「しんどくて、リハビリに行かなくなった。1~2週間ボイコットしました」と明かした。
それでも思い直し、リハビリを再開。「スケート靴を履き出してから五輪本番まで、ジャンプを飛ぶことはできないと思った。ギリギリでしたね」と、日本スケート界を引っ張ったエースの意外な一面をのぞかせていた。