宇良が9勝目 2ケタ勝利を目標に
「大相撲夏場所・12日目」(19日、両国国技館)
新十両の宇良(23)=木瀬=が千代皇(24)=九重=を渡し込みで下し、9勝目(3敗)を挙げた。低い立ち合いから、はたいて崩し、最後は体をひねりながら左で相手の足を抱えて倒した。
「いつもはぐっすり」と快眠だが、この日は「動きがいいので怖かった。作戦を考えていたら(午前)4時ぐらいになった」と話すほど相手を警戒していた宇良。「危なかったですけど、出るしかなかった。ごちゃごちゃしましたけど。土俵に上がれば雰囲気を見て、押せるかなと思いましたが、まとまらなかった。あとは反応で動けました」と振り返っった。
目標は勝ち越しだったが、11日目でクリアしたことで2ケタ勝利に変更。「師匠(元幕内肥後ノ海)から2ケタいけるよと励ましてもらっているので、頑張りたい」と目を輝かせた。