テコンドー、テロ実行犯弟が優勝 欧州選手権
【ロンドン共同】テコンドーの欧州選手権(モントルー=スイス)で19日、3月22日に起きたベルギー同時テロの実行犯の一人で自爆したナジム・ラーシュラウィ容疑者の弟、ムラド・ラーシュラウィ選手(ベルギー)が金メダルを獲得した。男子54キロ級の決勝でスペイン選手を破った。英BBC放送(電子版)が報じた。
8月のリオデジャネイロ五輪に出場予定の同選手は、兄がテロに加担した事件に「恐ろしくて悲しかった」とコメント。「2013年以来、家族は誰も兄に会っていない」と話している。