２０年東京五輪・パラリンピック組織委員会は２６日、都内で国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）と大会の準備状況を確認する会合を行い、記者会見を行った。

　大会招致を巡る不正送金疑惑について、ＩＯＣのジョン・コーツ副会長は「フランスの当局と、ＪＯＣが調査しており、その報告を待っている」とした上で「ＩＯＣとしてこのような疑惑は深刻なものと考えている。（日本の）世論と同じく懸念をしている。バッハ会長も理事会も招致の不正などはまったく許さない姿勢で臨んでいる」と、話した。

　不正が認定された場合の開催中止、返上について、コーツ副会長は「救済策も制裁もあると思うが、結果が出るまでは話せない」と、話すにとどまった。

　組織委の森喜朗会長は「組織委員会は招致が決定して、ＩＯＣと東京が契約をして仕事をしている。我々としては（東京開催が）受け入れらると信じて、仕事を進めていく」と、話した。