日本、“アジアの巨人”の壁に屈する
「男子バレー・リオデジャネイロ五輪最終予選、日本0-3中国」(29日、東京体育館)
2大会ぶりの五輪出場を狙う世界ランク14位の日本は、同19位の中国と対戦し、0-3でストレート負け。平均身長2メートルの“アジアの巨人”の壁を越えられず、5位に順位を下げた。
勝負どころで石川祐希(中大)、柳田将洋(サントリー)、清水邦広(パナソニック)の3本柱のスパイクをことごとくシャットアウトされ、ブロックポイントを実に14点も献上。石川は「1番最後の1点もシャットアウトされた。悔いが残る。最後まで決められる選手にならないと」と、表情をゆがめた。
アジア枠を争うライバルに痛恨の1敗で、早くも苦境に立たされた。休養日を挟んで、31日からはポーランド、イラン、豪州との3連戦。清水主将は「厳しい状況にはなったけど、自分たちのバレーをすれば結果はついてくる。負けられない戦いが続くけど、大丈夫です」と、鼓舞した。