卓球、12歳の張本、22歳大島にガチ玉砕
「卓球・荻村杯ジャパンオープン」(16日、東京体育館)
男子シングルス予選3回戦が行われ、12歳の東京五輪の星・張本智和(エリートアカデミー)は、世界選手権代表で世界ランク32位の大島祐哉(22)=ファースト=と対戦。第1ゲームを奪ったが、1-4で逆転負けし、17日からの本戦出場をあと一歩で逃した。
破竹の勢いで快進撃を見せる新星も、東京五輪代表候補のイケメンに力が及ばなかった。張本は第1ゲームを先取したものの、次第に大島のパワーに押され玉砕。「ボールが速すぎてタイミング合わなかった」と世界トップクラスの実力に脱帽した。
それでも、得意のバックハンドで渡り合うなど片りんは見せた。4年後の代表を争う相手だけに、「(力の差は)練習の時よりは縮まったかな。次に当たることがあれば勝てるくらいまで強くなりたい」とリベンジを誓った。
張本は、21歳以下の部でも今年1月のジュニア王者・木造勇人(16)=愛工大名電、14年中学王者の出雲卓斗(16)=遊学館高=ら若手の実力者を次々と撃破。この後行われる準決勝では、リオデジャネイロ五輪ブラジル代表のカルデラノと対戦する。