福原愛リオへ「死ぬ気で」追い込む
卓球女子リオデジャネイロ五輪代表の福原愛(27)=ANA=が27日、韓国オープンから羽田空港に帰国した。リオ前最後のワールドツアー大会だったが、前週のジャパン・オープンに続いて初戦敗退に終わり、「相手どうこうより自分のミス」と落胆。「自分なりに練習をやってきたつもりだけど、それでは通用しない」と、五輪本番へ“リミッター解除”を宣言した。
リオ開幕まで残り39日。4度目の大舞台に臨む福原は「五輪までは死ぬ気でやる」と悲壮な覚悟を示した。近年は慢性的に体にダメージを抱えており、徹底的に追い込むことよりもコンディションを優先してきた。しかし、連戦も終わり、プレーに精彩を欠く今、故障のリスクがあっても、自信を取り戻すには猛練習しかない。
「私は練習した分だけ試合に出せるタイプで、それが一番の武器。ドクターの判断もあるけど、限界を超えないと。120、130%くらいやらないといけない」。
原点回帰を期す27歳は、7月からは出身地の仙台で団体戦代表の伊藤美誠(スターツ)とダブルスの強化合宿を行う。