藤田光里、マナ悪ファンをたしなめる
女子プロゴルファーの藤田光里が、3日に最終日が戦われたサイバーエージェントレディースでのファンのマナーの悪さを嘆き、「かっこ悪いですよ」とたしなめた。
前週フジサンケイレディースでプロ初優勝した藤田はサイバーエージェントでも6位と上位に食い込み、4日、公式ブログを更新して「応援ありがとうございました!!」とファンに感謝した。
しかし、「まず始めに」と続けて「毎週毎週いろんな人がいますが 先週は特に酷かった」と苦言を呈した。
最終日は、1位タイで18番(パー5)を迎えた申ジエが、フェアウエーでいったんは第2打のアドレスに入りながら始動寸前でアドレスを外したシーンがあった。
ラウンドレポーターが「ちょっと今、電話が鳴りました」と報告。テレビ解説の中野晶プロは「このシーンでの電話は止めて下さい。お願いします」と声に怒りさえにじませた。
優勝の行方さえ左右しかねない“雑音”だった。
穏やかな性格が日本の選手にも好かれる申は、感情を表に出すことなく仕切り直し、第2打をグリーン左のラフへと運んだ。
中野プロは、そこでさらに「今の一瞬の電話が鳴った間(ま)っていうのは非常によろしくないですね。ただ本人はスッと外して呼吸して打ちましたけど、あれは止めて欲しいです」と念を押した。申はアプローチのあと深呼吸をしてウイニングパットに臨み、約1メートル半を入れてバーディー、今季初優勝を決めた。
別組で回った藤田自身もそんなファンのマナーの悪さがプレーに響いたのかどうか、具体的には触れなかったが、「マナーが悪い人はかっこ悪いですよ」とやんわりたしなめた。