菊地絵理香、メジャー初Vならず

 「女子ゴルフ・日本オープン・最終日」(4日、片山津GC白山C=パー72)

 通算4アンダーの単独首位から出た菊地絵理香(27)=オンワードホールディングス=は74と伸ばせず、通算2アンダーで並んだ田仁智(21)=韓国、李美香(22)=韓国=とのプレーオフに敗れ、メジャー初優勝とツアー2勝目をあと一歩のところで逃した。優勝は田仁智で、国内メジャー2勝目を挙げた。

 18番パー4(423ヤード)を使って行われたプレーオフ。夕暮れの中、3人は淡々とパーセーブを続けたが、3ホール目で李美香がボギーをたたいて脱落。一騎打ちとなった4ホール目で菊地はティーショットを右へ曲げ、さらに2打目が目の前のバンカーに入るトラブルとなった。

 菊地は結局4オン。だが田仁智も2打目を上に外し、3打目はカップを3メートルオーバー。これを沈めきれずボギーとしたが、菊地の5打目がカップ手前で左に切れて、万事休した。

 菊地は自身3度目のプレーオフで、いずれも敗れる結果となったが「1ホールで負けなかっただけでも成長だと思います。我慢しながらやれてた」と収穫を強調していた。

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