「女子ゴルフ・ＮＯＢＵＴＡグループ・マスターズＧＣレディース・第２日」（２３日、マスターズＧＣ＝パー７２）

　３アンダー５位から出た成田美寿々（２３）＝オンワードホールディングス＝が５バーディー、２ボギーの６９で回り、通算６アンダーで首位へ浮上。サントリーレディース以来の今季３勝目を射程圏に捕らえた。

　コーチの父・俊弘さん（６０）の言葉を発奮材料にした。現時点の目標は来年のリオ五輪金メダルで、まずは世界ランクを上げて日本代表に選ばれることが先決。そのためには１１月のＴＯＴＯジャパンクラシックで優勝し、ポイントが高い米ツアー参戦切符をつかむのが近道だが、父からは「ＴＯＴＯで勝ってアメリカに行かない限りリオはほぼ無理」と言われたという。

　「聞いた時はカチーンと頭にきましたね。今まで無理だっていうこと全部やってきただろって。今年の全英も絶対行けないと言われて行ったし」

　そのためにも今週Ｖで弾みをつけたいところ。２日目を終えて首位が７人は１９８８年ツアー制度施行後の最多人数だが「６アンダーがめちゃくちゃ多いけど、賞金１億円もいきたいし、五輪ももちろん出たい」と闘志を表に出した。