アーニー・エルス 今度は3パット
「マスターズ・第2日」(8日、オーガスタナショナルGC=パー72)
初日の1番ホールで実に6パットをたたき、同ホール最多打数の「9」という不名誉な記録をつくったアーニー・エルス。2日目は右奥のピン位置に対し、3打目が左下約10メートル。大ギャラリーは全員が、前日のことを知っており、固唾(かたず)を飲んで見守った。
ファーストパットはピン下60センチにうまく寄せ、J・デーらがパットを残す中「お先に」と打ったものの、ヒットする瞬間にパターヘッドがぴくり、とぶれる、いわゆるイップスの症状が出てしまい、これを外す。3パット目はさすがに10センチ程度で、ここは楽々タップイン。
ギャラリースタンドは前日の“半分”で収めたことに対する安心と、60センチを入れられない心配の入り交じった、複雑な空気が漂っていた。