８月27日の劇場公演を最後にアイドルグループ・ＡＫＢ48を卒業する前田敦子が16日、マリンメッセ福岡で、ＡＫＢメンバーとして最後の握手会を行った。

　１万１０００人のファンの前で前田は「月日がたつのは本当に早いもので…。ＡＫＢを卒業したらこうやって皆さんとお会いする機会は少なくなるのかな、と思います」とあいさつした。

　愛する祖母が住む、思い入れの深い福岡の地でラスト握手会を迎え、「あっちゃ～ん！！」という大声援が飛ぶ中、「きょうはしっかりと胸に焼き付けて、皆さんと話して、思い出を作れたらなと思います」と、すっきりした笑顔。ファンも前田との最後の触れ合いを思い出に刻もうと、前田のレーンに長蛇の列を作った。

　また、８月15日に発売される４枚目アルバムのタイトルが、秋葉原と東京ドームまでの距離を表す「１８３０ｍ」に決まったことも発表。キャプテン・高橋みなみは「遠いようで近かったです。（東京ドーム公演まで）７年かかりましたが、新たなスタートです」と、さらなる飛躍を誓っていた。