内田裕也、桑名に「スタンドアップ!」
ロック歌手・内田裕也が17日、脳幹出血で倒れ危篤状態にあるミュージシャン仲間の桑名正博を大阪市内の病院に見舞い、「オレの勘ですけど、祈りは通じると思ってます」と奇跡の回復を願った。
17日午後、40年来の親交がある友の病室を訪ねた内田は約30分間、意識が戻らない桑名の手を握り「ステージに戻って来い!」と大声で何度も呼びかけたという。
内田は、長年親交が深かった原田芳雄さん、ジョー山中さん、安岡力也さん、ジョニー吉長さんを、昨年から立て続けに亡くしていることにも触れ「正直、キツい」と沈痛な心境を吐露。病院の外で待機していた報道陣の前で、「桑名正博!スタンドアップ!」と病床の桑名に届けとばかりに絶叫した。
桑名の病室では、ミュージシャンの妹・桑名晴子や、長男・美勇士ら家族が奇跡を信じ、病室というよりも『楽屋』のようにつとめて賑やかに振る舞っていたといい、「心の中の痛みはあっても、表面は明るく振る舞っておられる。さすがロックンロール!」と称賛した。