首位巨人と15ゲーム差の５位と、屈辱の成績でペナントレースの前半戦を終えた阪神を応援しようと、ＭＢＳラジオとテレビが“史上初”のマルチ生放送で特別番組「朝までｗｉｔｈタイガース～テレビもラジオもファンのあなたもとことんしゃべりましょうスペシャル～」を22日深夜に放送することが19日、発表された。同局によると、テレビのメインチャンネルとサブチャンネル、ラジオでのマルチ放送は史上初めて。

　誤算だらけの前半戦にストレスがたまりまくっている虎党に向けた、新時代の番組が放送される。

　ラジオとテレビで同時生放送される「朝まで‐」は、元虎戦士の平田勝男氏、亀山つとむ氏をはじめ、虎党芸能人のますだおかだ・増田英彦、ランディーズ・中川貴志らが出演。タイガースを愛する論客が集まり、前半戦の戦いぶりを総括し、ふがいない戦いに過激な“喝”を入れながら、そしてグチをこぼしながら、ぎりぎりトークでストレスを発散しようという企画だ。

　野球などのスポーツ競技中継で予定していた放送時間内に終わらなかった場合、メインチャンネルを番組表通りの番組に切り替え、サブチャンネルで中継を延長することはあるが、最初から２チャンネルを同時進行の形で使うのは異例。今回の放送ではメインとサブで別々のスタジオを用意し、増田ら出演者が２つのスタジオに分かれて、激論を闘わせる。その様子を２チャンネルで生中継（ラジオでも）するという画期的な試み。視聴者は自ら選択し（チャンネルを選び）、２つのスタジオを行ったり来たりしながらとことんトークを楽しむことができる。ラジオ放送は基本的にサブチャンネルの放送を流すという。視聴者が参加できる企画も予定している。

　毎日放送（ＭＢＳ）ＰＲセンター（ラジオ担当）の西根博樹氏は「日曜日の深夜の生放送ということで、ふだんテレビやラジオで言えないような過激なトークをハラハラしながら期待していてください」とコメント。

　ＭＢＳラジオは22日深夜２時半から４時半まで、ＭＢＳテレビは同２時50分から４時半までの放送。２時間にわたるマルチ放送での本格的な番組は同局でも初めてという。