桑名正博 ラジオ収録で「ライブやる」

 15日に脳幹出血で倒れ、意識不明の重体が続くミュージシャン桑名正博が、12日に都内で収録していたインターFMの音楽番組「五十嵐はるみ サウンド‐ジャム」(金曜、後11・00)が20日、オンエアされた。

 番組でデビュー40周年を祝福された桑名は「おめでとうという感じじゃないよ」と照れた様子。これまでの活動を振り返り「40年もやっていたら、自分のカラーは曲げたくないね」と自身の姿勢を貫く覚悟を語った。来年還暦を迎えるにあたっても「ツアーでライブを100本やる。今年も含めてあと150本ある」とコンサートへの意欲をにじませていた。

 放送にあたっては、桑名が闘病中であることから関係者は何度も協議を重ねた。最終的に、歌手で長男の美勇士ら家族らの「そのまま放送してほしい」という意向を尊重しオンエアを決めた。ただ、聴取者に誤解を与えないよう番組の冒頭および途中で、何度も12日に収録していたことがアナウンスされた。

 番組のパーソナリティーを務めるジャズシンガー・五十嵐はるみは「収録時は変わった様子はなかった。早く元気になってほしい」と兄と慕う桑名の回復を祈った。

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