幸四郎 ラ・マンチャの男1200回

 歌舞伎俳優・松本幸四郎が19日、都内で主演ミュージカル「ラ・マンチャの男」の通算1200回目の公演を行い、上演後のセレモニーで米演劇界において最も権威があるとされるトニー賞を“受賞”した。

 同作の脚本家・故デール・ワッサーマンさん夫人のマーサ・ネリー・ワッサーマンさんから本物のトニー賞のトロフィーをプレゼントされた。

 米演劇会で最も権威ある賞のトロフィーを手に、幸四郎はほおを涙でぬらした。スタンディングオベーションで祝福する観客に「あこがれのトニー賞を抱きながらお礼を申し上げることができる。最高の1日です、胸いっぱいの気持ちです」と声を震わせた。

 1966年に同作でトニー賞を受賞したデールさんは08年に亡くなる際、マーサ夫人に「一番ふさわしい人にトロフィーをあげて欲しい」と頼んでいた。そのトロフィーを託す人物としてマーサ夫人が選んだのが、69年から足かけ43年主演を続ける幸四郎だった。

 実はこの日は幸四郎の70歳の誕生日でもあり、喜びは2倍となった。ステージ上でバースデーケーキのろうそくを吹き消すと、共演の長女・松本紀保、二女・松たか子が左右からほっぺに祝福のキスを贈った。幸四郎は「アイドルになったようです」と満面に笑みを浮かべた。

 「ラ・マンチャの男」は、スペインの作家セルバンテスが投獄され、獄中で自作のドンキホーテを演じるうち、ほかの囚人に影響を与えていく物語。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

主要ニュース

ランキング(芸能)

話題の写真ランキング

写真

リアルタイムランキング

  1. 「止めるの早い」「ダメ-ジ明確」悪夢KO負けの武尊 慌てて立ち上がった姿に物議「カウントギリギリまで休もうと」「完全に意識飛んでた」

  2. 橋下徹氏 サンジャポ降板の失言「アウトでしたね」…中国買春ツアー巡り

  3. 夫は会社5つ経営、元SKE2児ママ28歳 衝撃のセレブ生活!超貴重エルメスずらり 衝撃家賃も明かす

  4. 武尊、悪夢の80秒KO負け 解説の魔裟斗も絶句「まさか…。予想以上に早い幕切れ。驚いた」それでも「武尊がいたからONEが日本に」

  5. 巨人 負傷交代の丸 重い雰囲気をジョークで和ます「大城のせいです(笑)」

注目トピックス