一連の“お家騒動”の影響から、17年間所属したレコード会社との契約を解除した歌手の小林幸子が26日、文化放送のラジオ番組「千田正穂のありがとう！」に生出演。「真実が真実として報道されないという現実を教えてもらった」と心情を吐露した。

　冒頭、「お騒がせしてます」とあいさつすると、１９８５年にＮＨＫ「紅白歌合戦」の総合司会を務めた元ＮＨＫアナ・千田を相手に、舌もなめらか。コントコーナーでは「貯金は80万円以上はありますって会見でいったはずなのに、あの女性誌はどこから…」と新事務所の預金残高が80万円しかないと報じられた一部報道を絡めたアドリブを効かせた。

　さらに「ご心配をおかけしましたが、法的解決もきっちり済みましたし、前へ向かっていこうと明るくやってます」と語る一方で、報道への不信ものぞかせ「いろんな意味で勉強になった」とコメント。「10月に新曲を出しますので、また（ラジオに）呼んでください」とＰＲも忘れなかった。

　小林は、今年４月に起きた個人事務所の前社長を解任した“お家騒動”の影響から、６月に発売予定だった新曲「絆坂」の発売が延期に。その協議の折り合いがつかず、所属していた「日本コロムビア」との契約を８月20日に解除した。25日には群馬県内でコンサートを開き、10月に自主レーベルから自作詞曲の新曲を発売することを明らかにしていた。