米朝 自宅で転倒し腰椎骨折で入院
人間国宝の上方落語家・桂米朝(85)が26日に兵庫県内の自宅で転倒し、第四腰椎圧迫骨折のため入院したことが28日、分かった。米朝事務所が発表した。2週間の入院・加療が必要と診断された。29日放送のMBSラジオのレギュラー番組「こんちわコンちゃんお昼ですよ」は出演をキャンセルする。
米朝は08年5月にも腰椎を骨折。この時は、大阪・ナンバの飲食店で大好きな日本酒を飲み、ほろ酔い気分で駐車場に出たところで、つまずいて転倒。腰の骨を折り、1カ月半後に退院した。
日本酒が大好きで、晩酌は毎日欠かさない生活を送っていた米朝。退院直後に「こんちは‐」に出演した際には、飲酒帰りに骨折したことをネタに「ま、酒は飲みますわな。そら、酒がなかったら、絵にならん」と豪快に飲酒宣言。舞台復帰となった7月6日の京都・南座での「米朝一門会」では、転倒の瞬間を振り返り、「よう覚えてへん。年々ボケてきとるからね」と笑わせていた。
また、06年9月にも自宅(寝室)で転倒。胸椎(きょうつい)骨折で入院している。
09年には3月と7月の2回にわたり、軽い脳梗塞で入院した。最近では、今月2日に、大阪市内で開幕した「米寿記念 桂米朝展」のオープニングセレモニーに登場していた。