尾崎豊さんJr.歌声に関係者も涙
1992年に亡くなった歌手の尾崎豊さんの長男、尾崎裕哉さんが6日、東京・ラフォーレミュージアム原宿で7日から始まる「尾崎豊特別展 OZAKI20」の内覧会に出席。豊さんの代表曲「僕が僕であるために」をアコースティックギターの弾き語りで披露した。
裕哉さんは、尾崎さんの写真が四方を囲む会場に「不思議な気持ちがしますね」と微笑。父をほうふつさせる白のTシャツ、黒のカッターシャツにジーンズ姿で、マイクに向かって語りかけるように歌いだすと、父とそっくりの歌声に、涙をこぼす関係者もいた。
裕哉さんは、これまで尾崎さんのトリビュートアルバムに参加し、今夏にはフジロックフェスティバルで初ライブに挑戦するなど、音楽活動を行ってきたが、報道陣の前で歌唱するのは初めてとなる。
慶応大学環境情報学部の4年生。今後は同大大学院に進学が決まっており、環境や社会問題を、音楽で解決する方法を研究していく予定という。
また、インターFMでラジオ番組を持っており、番組サイトのプロフィルでは将来の夢を「ソーシャルアントレプレナー(社会的起業家)」としており「人種・貧困・環境などの社会問題を音楽という手段によって解決しようという志を持っている」という。
同展は、7日から今月19日まで開催され、尾崎さんの写真60点のほか、使用したピアノや机、譜面など思い出の品を約400点展示する。