勘九郎、役者魂!落雷で真っ暗な中芝居

 歌舞伎俳優・中村勘九郎が14日、大阪松竹座襲名披露興行昼の部の「瞼の母」を上演中、落雷で場内の照明が消え真っ暗になるハプニングに見舞われた。

 照明が落ちたのは、玉三郎演じる水熊のおはまと、勘九郎演じる番場の忠太郎が母子対峙する見せ場。感動的なやり取りに観客がすすり泣く中、突然バーンという轟音と共に照明が落ちた。

 当初演出と勘違いし、シーンと静まり返っていた客席も徐々にザワザワ。だが真っ暗にもかかわらず、何事もないかのように、勘九郎がセリフの続きを喋りだし、玉三郎がそれに応えたところで照明が徐々に復活した。

 終演後はハプニングをものともしない勘九郎と玉三郎の役者魂ぶりに、客席からは外の雷に負けない、万雷の拍手が送られた。

 松竹座は「落雷による停電で照明が落ちた」旨を場内アナウンス。すぐに復旧したことや、他の器材に影響がなかったため、夜の部は通常通り開演した。

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