おおたわ史絵 金子さんから覚悟のメール

 肺カルチノイドのため2日未明に41歳という若さで亡くなった流通ジャーナリスト・金子哲雄さんが、病気について相談していた数少ない知人で医師のおおたわ史絵が3日、読売テレビ・日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に出演。金子さんから9月下旬に「立派な千秋楽を迎えようと思います」と“覚悟のメール”が届いていたことを明かした。これが最後のメールだったという。

 おおたわは金子さんと同じ事務所に所属。「肺カルチノイド」という病名が分かる前に、相談を受けた。金子さんからは「肺に影があるんだ」と、担当医がスケッチしたという絵を見せられ、腫瘍を示す“影”の大きさにびっくりしたという。すぐに精密検査を受けるよう助言。週明けに「肺カルチノイド」と診断されたが、「(腫瘍が)大きくて、手術ができない」と医師に言われたことも明かされたという。

 1年4カ月に及ぶ闘病生活。喘息のような発作や咳の症状が現れても、金子さんは酸素吸入器をレンタルし、仕事を続けた。「実際にはしゃべるのも苦しかったと思いますね」。最後のメールは2週間前。「そろそろ人生のカウントダウンが始まっているような気がします。今やっていることを一生懸命やって立派な千秋楽を迎えようと思います」というものだった。

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