俳優・大滝秀治さん死去…87歳
独特のせりふ回しと風ぼうで知られた俳優の大滝秀治(おおたき・ひでじ)さんが2日午後3時17分、肺へん平上皮がんのため東京都内の自宅で死去した。87歳。東京都出身。葬儀は近親者のみで行った。「お別れの会」を22日午後2時から、東京都港区南青山2の33の20、青山葬儀所で開く。喪主は妻純子(じゅんこ)さん。
劇団民芸に所属し、20代から老け役や悪役を演じ、1975年のNHK連続テレビ小説「水色の時」の医師役を転機に、芸域を広げた。北海道の駐在所勤務の警官を描いた「うちのホンカン」や、老刑事にふんした「特捜最前線」で評価を得た。「影武者」「お葬式」など映画の出演作も多い。紫綬褒章を受章。