橋下氏、ネットで宣伝の元編集長にも怒
16日発売の「週刊朝日」(10月26日号)が報じた自身の出自に関する記事をめぐり、同誌と全面戦争となっている日本維新の会代表の橋下徹大阪市長が22日、自身のツイッターで「朝日新聞出版と週刊朝日は鬼畜集団」と激しい言葉で怒りを爆発させた。
さらに矛先は、週刊朝日の元編集長で、現在は販売部長である山口一臣氏にも及んだ。山口氏は橋下市長が抗議した16日に「あ、週刊朝日の『ハシシタ』もよろしくね!」と軽い調子で自身のツイッターで宣伝しており、「今回の記事が問題だったなんて意識は全くない。とにかく売りまくるという姿勢。これで事故検証して再発防止ってどうするの?」と疑問を呈した。
山口氏はかつてテレビ朝日系「スーパーモーニング」に出演していた際に、橋下市長と“共演”したこともある。販売部長となった現在も、文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(火曜日)に出演している。
山口氏は橋下氏のツイッターでの発言に対して、自身のツイッター上でフォロワーから見解を求められると、「すみません。対応に追われています」「会社の検証も始まるみたいだから、僕が知ってる情報だけでは全容が分からないのです。すみません」などと慌てた様子でつぶやいている。
週刊朝日は1回目の連載の発売(16日)後にも、「2回目もご期待ください」などと公式ツイッターでPR。橋下市長の逆鱗に触れていた。
また橋下市長は22日夜、ツイッターで「なぜそこまで追及するのか?」というフォロワーの問いに、「僕の人格と子を含めた血脈を全否定する目的だったからです。一定の情報開示なら仕方がありませんが」と改めて、自らの考えを説明している。