桑名正博さん通夜、ライブ葬でお別れ

 今年7月15日に脳幹出血で倒れ、今月26日に死去した歌手・桑名正博さん(享年59)の通夜が29日、大阪市阿倍野区のやすらぎ天空館で営まれた。40年来の親交があったロック歌手・内田裕也が葬儀委員長を務め、女優で歌手の夏木マリ、女優・秋野暢子、TOKIOの松岡昌宏、ぼんちおさむ、オール阪神、宮川花子、ハイヒール・モモコらが参列した。

 生前、自ら編集してパソコンに残していた桑名さんの音楽が会場に流れる中、参列者が次々に焼香をしていく。お気に入りのベストを着て優しく微笑む遺影が飾られた祭壇には、40年以上にわたり愛用していたギター、代表曲「月のあかり」にちなんだ同名の芋焼酎など愛用の品が並び、祭壇横にはライブステージが設置された。いつも明るく、賑やかなことが大好きだった桑名さんのために、と長男でミュージシャンの美勇士(31)が桑名さんの代表曲「月のあかり」を熱唱。“ライブ葬”で弔った。

 葬儀委員長を務めた内田は「僕とキレるところも似ている個性的なロックンローラーだった。悔しい。ガラにもなく葬儀委員長やってますが、こんなの一生に一度だ」と弟分の早世を悼んだ。

 また、通夜に先立ち、読売テレビ・日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に生出演した美勇士は、桑名さんが脳幹出血で倒れ104日間に及ぶ3カ月以上の闘病生活を送ったことで、金銭的な不安が重くのしかかっていたことを告白。「桑名さんはあまりお金を残さず倒れた状態だったので、明日、明後日ではなく、これ(闘病生活)が何年も続くとなったら、家族は不安で…」と複雑な思いがあったことを明かした。

 桑名さんの葬儀・告別式は30日午前11時30分から同所で。午後2時30分から大阪のメーンストリート・御堂筋を霊柩車でパレードするといい、慣れ親しんだ大阪の街とファンへ最後の別れをする。

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