来秋朝ドラヒロインは杏「JIN」脚本家と
女優・杏(26)が来年9月30日にスタートするNHK朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」のヒロインに起用されることが決まり、12日、大阪市の同局で会見した。来年5月にクランクインする。
脚本はTBS系ドラマ「JIN‐仁‐」やドラマ版「世界の中心で、愛をさけぶ」などをヒットさせた森下佳子氏。朝ドラは、最近、民放ドラマをヒットさせた有名脚本家を起用する傾向が続いており、放送中の「純と愛」では日本テレビ系「家政婦のミタ」の遊川和彦氏、来年4月スタートの「あまちゃん」ではクドカンこと宮藤官九郎が担当する。
「ごちそうさん」は明治から昭和初期が舞台で、杏が演じるのは東京の洋食屋の娘としておいしいものを目いっぱい食べて育ったヒロイン・卯野め以子。下宿していた大阪出身の大学生と恋に落ちて大阪に嫁ぎ、食いしん坊を武器に、家庭料理で幸せな家庭を築いてゆく物語。
自身も食いしん坊だという杏は「大食いではないんですが、食い意地が張っているというか、知らないものがあると何が何でも食べないと気がすまないんです」と話し、「『大阪に嫁に来る』という気持ちで、楽しみながら、元気を伝えていきたい」と意気込んだ。
ヒロイン起用は先月決まったが、発表まで口外厳禁だったため「本当に誰にも言ってなくて、親にも言ってなかったので、きょうの朝に電話で伝えた」という。父親の俳優・渡辺謙からは「(撮影が)長丁場になるけど、がんばれよ」と激励されたという。
東京出身の杏は、作中で夫となる“大阪男”のイメージを聞かれると、バラエティー番組で共演しているナインティナイン・矢部浩之の名前を挙げ「これからは関西弁を興味深く聞いて、いろいろ教えてもらおうと思います」と話した。