森光子さんとジャニーズとの深い縁
国民的女優・森光子さんが10日、逝った。親族によると、眠るような最期だったという。いつまでも若々しい少女のようない一面を持ち合わせていた森さん。東山紀之とは“永遠の恋人”“心の恋人”という表現が用いられるほど、親交が長く、晩年は滝沢秀明と舞台共演するなど、ジャニーズとの縁も深かった。
東山とNHK大河ドラマ「琉球の風」で共演したのは1993年。森さんは「押し掛けゲスト出演です」と笑顔で話し、主演の東山と息のあった演技を披露した。当時72歳。東山は「森さんは母であり、恋人であり、親友であり…一番大きな存在。最も目標とする人です」と話した。森さんもたびたび、東山のことを「友達以上、恋人未満」と茶目っ気たっぷりに表現した。
森さんは正月にハワイに旅行するのが恒例行事。ハワイ入りする際には、ジャニーズのメンバーが“お伴”として付きそうのも恒例だった。2006年の正月には、東山をはじめ、嵐の松本潤、二宮和也、相葉雅紀とハワイ入り。空港でマスコミに囲まれると、東山と緊張ぎみの嵐のやりとりを優しい表情で見守っていた。
08年に森さんが主演する舞台「放浪記」が通算1900回を迎えた際には、終演後にカーテンコールが行われ、近藤真彦、東山、V6の三宅健、森田剛、坂本昌行、岡田准一、関ジャニ∞の村上信五、渋谷すばるらが祝福に駆けつけた。
また東山と女優・木村佳乃との結婚を前提とした真剣交際が明らかになった直後の09年12月、報道陣から東山の熱愛報道について聞かれると「私と?」と絶妙のおとぼけで返したこともあった。東山は10年、木村佳乃と結婚した際には、一人で森さんに結婚の報告に出向いたことを明かしている。