新国立競技場 イラク人女性がデザイン
日本スポーツ振興センターは15日、都内で19年ラグビーW杯、東京が招致活動をしている20年五輪に向け、改築が検討されている国立競技場の『基本構想国際デザイン・コンクール』の最終結果を発表した。
最優秀賞にはイギリス在住のイラク人女性建築家ザハ・ハディド氏のデザインが選出された。ハディド氏はロンドン五輪の水泳競技が行われたアクアティクスセンターのデザインも担当した。
審査委員長を務めた安藤忠雄氏は「都市空間との繋がりにおいても、シンプルで力強いアイデアが示されている。日本の建築技術は世界最高。品質も保証できる。これから100年世界のスポーツの殿堂となる競技場になる」と、話した。
今後は最優秀賞受賞者と、デザイン監修に関する条件を協議し、契約後、正式に新国立競技場の基本構想デザインとして採用する予定となる。