市川染五郎が仕事復帰「今日から再開」

 今年8月に舞台のセリから奈落に転落し、大けがを負った歌舞伎俳優・市川染五郎(39)が25日、京都市内で仕事に復帰した。

 来年4月スタートの主演時代劇「妻は、くノ一」(NHK‐BSプレミアム、全8話)が松竹京都撮影所でクランクイン。会見した染五郎は「けががありましたが、やっときょうから役者の仕事を再開することができました」と晴れ晴れした表情で語った。

 同ドラマの構想は今年5月にスタートしていたが、“染五郎ありき”の作品だったため、一時は撮影延期も検討された。しかし、染五郎は右側頭部打撲、右腕骨折の重傷を負いながらも、約3カ月でほぼ完治させ、撮影に間に合わせた。

 この日、午前から撮影に臨んだ染五郎は「筋肉が脂肪に変わって、少し体が大きくなってしまいましたが、やるべきことはできてます」と笑顔。演技へのけがの影響はないという。

 会見中は、同席した共演の瀧本美織に「やっぱり若いっていいね。まだ21歳なの?」と、怪しい?視線を送って笑いをとる一幕も。撮影の合間に瀧本から「染五郎さんって呼んでいいですか」と聞かれたため「本名の藤間でも、照薫でもいいよって言ったんです」とニヤニヤしながら明かすなど、トークも絶好調だった。

 同作は江戸時代を舞台に、染五郎扮(ふん)する平戸藩の変わり者の侍が、美しい新妻・織江(瀧本)を迎えるが、実は妻は幕府が平戸藩の密貿易を疑い送り込んできた“くノ一”。やがて妻は姿を消し、互いにひかれあいながらも、会うことができなくなる夫婦の物語。

 染五郎は「このドラマが放送されるころには、40代に突入してますが、自分もまだまだ若いってことで、きょうから23歳ぐらいの気持ちでいきます」と再スタートに燃えていた。

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