黒柳徹子 棺の小沢昭一さんは二枚目

弔問に訪れた加藤武(左)と黒柳徹子=千日谷会堂(撮影・園田高夫)
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 前立腺がんのため10日に83歳で亡くなった俳優・小沢昭一さんの通夜が14日、東京・信濃町の千日谷會堂でしめやかに営まれた。

 芸能界から加藤武、黒柳徹子らが参列し、親族、関係者ら合わせて850人が別れを告げた。棺(ひつぎ)の中で眠る小沢さんと無言の対面を果たした黒柳は「棺の中の顔は二枚目でした。いいお友達でいてくれてありがとう」と涙をこらえながら語った。50年来の友人でもあり、祭壇に飾られた遺影に「いいお友達でいてくれてありがとう」と手を合わせた。

 1961年のNHKドラマ「若い季節」での共演をキッカケに親交を続けてきた。自身の番組「徹子の部屋」に小沢さんは25回も出演。うち15回は、2人でセーラー服や新郎新婦などのコスプレを披露した。そんなユーモアセンスを持つ小沢さんを敬愛していた。「優しくて温かい友達でした。向こう(天国)の人数が多いけど、また会うことになるでしょうから、その時は笑わせてほしい」。涙をこらえながら天を仰いだ。

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