LiLiCo母との壮絶人生を激白

 スウェーデン人の父と日本人の母を持つ映画コメンテーターのLiLiCo(42)が21日夜に放送されたTBS系「金曜日のスマたちへ」に出演し、自殺願望の母親に苦しめられ続けたことなど壮絶な半生を激白した。

 幼稚園のころから「あんたなんて産んだ覚えない」と言われ続け、「一度も『お母さん』と呼んだことがなかった」と回想したLiLiCo。一度、「お母さん」と呼んでみると、「誰!?誰それっ!?」と言われ、「それから一度も呼んでない」と涙ながらに明かした。

 両親は小学生の時に離婚。LiLiCoは18歳の時に来日。ホームレスを経験するなど、壮絶な経験を積み、テレビに出始めるようになったころ、母親から「今から死にます」「あんたのことは覚えていない。消えてしまえ。死んでしまえ」などと罵詈雑言を浴びせるメールが届いた。その後、頻繁に「今から死にます」と電話があったり、「今、ピストルを買いました。これから死にます。さようなら」と毎日何通もメールが届くようになったという。

 スウェーデンで一人暮らしだった母親は精神を病み、自殺願望を募らせた。警察に行き、銃を奪おうとするなど行動がエスカレートしていったという。

 その母親は3月、入院していた施設で感染症で亡くなった。「何だったんだ、という感じ」。明るく豪快なキャラクターのLiLiCoは涙で問いかけていた。

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