AKBがレコ大連覇 女性アイドルG初
「第54回輝く!日本レコード大賞」の授賞式が30日、東京・初台の新国立劇場で開かれ、AKB48が「真夏のSounds good!」で大賞に輝いた。2年連続2度目の栄冠で、女性アイドルグループのレコ大連覇は史上初。
大島優子も、総監督の高橋みなみも、涙の受賞となった。代表して盾を受け取ったたかみなは、「すごくうれしいです。去年はとりたいと思って獲った賞だったんですが、今年は今年はAKB48の第二章として、とらなきゃいけない、と思っていた賞でした」とプレッシャーを感じていたことを明かし、涙、涙。
ステージに上がった瞬間に涙から晴れやかな表情に変わった大島は「第二章のスタートを切らせていただいたからこそ、来年は新しいAKBを。応援よろしくお願いします」と力強く語った。
次世代エースの期待を担う渡辺麻友は「前田(敦子)さんが卒業されて」と話すと号泣。「私は…残された私たちで…(涙)誇りを持って頑張っていきたい」と涙で言葉に詰まりながら、前を向いた。
激動の1年だった。念願の東京ドーム公演を8月に開催し、精力的に活動する一方で、絶対エースとしてグループを支えた前田敦子が8月末に卒業。増田有華ら2期生がグループを去り、今月17日には河西智美が卒業を表明。世代交代という言葉が常につきまとうようになった。
昨年の大賞曲「フライングゲット」では前田が務めたセンターを、この日は18歳の渡辺麻友が務めた。“AKB第二章”を予感させるステージとなった。
大賞受賞曲「真夏のSounds good!」は売り上げ182万枚を記録。AKBは今年もリリースしたシングル5作がすべてミリオンセールスを達成した。
なお、最優秀新人賞には家入レオが選ばれた。