淫行騒動で極楽とんぼの山本圭一が所属する吉本興業から解雇されたのは０６年７月。同年１０月には少女との示談が成立したが、山本は芸能界から姿を消した。０７年１月には、所属していた「茨城ゴールデンゴールズ」のキャンプ地をアポなし訪問したが、“師匠”の萩本欽一らに“門前払い”される騒動もあった。

　【以下０７年１月１３日の本紙より】

　当時１７歳だった少女との飲酒・淫行容疑で昨年７月に吉本興業を解雇された元・極楽とんぼの山本圭一さん（３８）が１２日、宮崎県日向市でキャンプ中の欽ちゃん球団をアポなし訪問した。事件で同球団も登録抹消・除名処分となっていた山本さんは、萩本欽一監督（６５）ら関係者に「ご迷惑をおかけしました」と直接謝罪したが、欽ちゃんらは戸惑いを隠せず、時期尚早として“門前払い”した。

　観客席に姿を見せた突然の来訪者に欽ちゃんをはじめ関係者も戸惑いを隠せなかった。函館市内のホテルで無職少女にみだらな行為をしたとして、婦女暴行容疑で書類送検され（不起訴処分）、吉本興業を解雇され、公の場から姿を消していた山本さんが、半年ぶりに公衆の面前に現れた。

　茨城ゴールデンゴールズ」（茨城ＧＧ）の関係者らによれば、山本さんはこの日午後、同球団がキャンプを行っている、宮崎県日向市のお倉が浜総合公園野球場に現れ、観客席から練習を見ていた。近くの観客が山本さんの存在に気付き、そのざわめきで欽ちゃんも視線の先に山本さんをとらえた。

　山本さんは欽ちゃんの許可を得てグラウンドへと降りると、「ご迷惑をおかけしました」と謝罪。しかし、事前に何の連絡も受けていなかった欽ちゃんはこのアポなし直撃に、「今はまだ（復帰には）早いから、帰りなさい」と取り合わず、“門前払い”。諭すような優しい口調ではあったが、困惑の色を漂わせた。

　茨城ＧＧ関係者の中には「（山本さんが来たことは）記事にもしてほしくない」と激怒する声もあり、球団存続問題にまで波及した事件の当事者に対し、強い拒否反応も。

　芸能界からも、欽ちゃん球団からも“追放処分”となっている山本さんは、昨秋からは日向市内に居を移し、サーフィンをしたり、青果市場を手伝ったりする姿が目撃されていた。

　この日は復帰アピールのつもりだったようだが、事件からまだ半年。さすがの欽ちゃんでもまだ許すわけにはいかないだろう。