里見黄門様 助さん格さんと練り歩き

 俳優・里見浩太朗(76)主演の舞台「水戸黄門」の制作発表会見が10日、福岡市内で行われた。2011年までの42年間、TBS系で放送された時代劇シリーズが、舞台版として今年3月に福岡・博多座(3月3日~20日)と、大阪・新歌舞伎座(3月23日~31日)で復活。会見後にはJR博多駅でお練りイベントが行われ、5000人が里見黄門様ご一行に歓声をあげた。

 水戸光圀役の里見をはじめ、助さんこと佐々木助三郎役に原田龍二、格さんこと渥美格之進役に合田雅吏と、テレビシリーズのキャストが再集結した。

 里見は「今回舞台で復活となり、きょう久しぶりに水戸光圀の衣装を着て、メークをした姿を鏡で見ましたら、本来の自分の姿に戻ったようで、胸がわくわく、涙がこぼれそうな気持ちになりました」と感激の様子。「たくさんの方々に舞台を見ていただいて、皆さんのお力でテレビ復活の波に広がってくれたら…という思いで舞台に取り組みたいと思います」と、テレビ版復活のきっかけにしたい考えも明かした。

 「舞台はテレビと違って名場面をアップでお見せすることはできませんが、リアクションの大きさ、テレビよりも誇張したお芝居でお客様に伝える面白さ、気持ちのキャッチボールを楽しみたいと思います」と里見が意気込めば、合田は「舞台復活することを新たなスタートとして、皆さんが楽しみに待ち望んだ作品を使命感をもってやらせていただきたいと思います」と熱演を誓った。

 舞台版には、15年ぶり舞台出演となる女優・佐藤藍子や、元モーニング娘。の石川梨華も出演。石川は「歴史のあるすばらしい作品なので、私なんかが出ちゃっていいのかなって思いました。昔から見ていた作品に一ファンである自分が参加できることがとてもうれしいです」と語った。

 会見後にはJR博多駅ビル屋上にある鉄道神社で成功祈願。その後、博多駅構内を練り歩き、5000人のファンが集まる人気ぶりに、里見は「まるで政治家にでもなったよう」と興奮気味だった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス