林家正蔵「らっきょう107粒食べた」
落語家の林家正蔵が19日、映画「東京家族」の公開初日舞台あいさつに、主演の橋爪功、吉行和子、妻夫木聡らと出席した。
山田洋次監督のデビュー50周年記念作品で、瀬戸内海の小島に暮らす家族の絆を描く物語。長女の夫を演じた正蔵は、らっきょうを2粒食べるシーンを振り返り「リハーサルを含めて、107粒食べた。今でもらっきょうを見ると甘酸っぱい思い出がよみがえる」と撮影の苦労を語った。
山田監督は「日本人が家族の絆をもう一度考え直さないといけない」と神妙な表情を見せた。橋爪からは「ふと黙ったときに人相が悪くなる」と明かされ、苦笑した。
同作は2月のベルリン国際映画祭で上映されるほか、台湾、香港、シンガポールなどでの公開が決定している。