たけし大島渚さん追悼 思い出話も語る

 ビートたけしが19日、レギュラー出演するTBS系情報番組「情報7daysニュースキャスター」(土曜、後10・00)で、15日に亡くなった大島渚監督について「私も2本お世話になりました」と追悼。大島監督の「戦場のメリークリスマス」(1983年)に出演した時、映画監督の面白さを感じ、北野武として監督に挑戦するきっかけとなったことなどを明かした。たけしが大島監督の死についてコメントするのは初めて。

 「戦メリ」、「御法度」(99年)と2本の大島監督作品に出演したたけし。35歳の時に出演した「戦メリ」について、「オレの前には勝さんだって話があったのよ」と自身が演じた捕虜収容所の軍曹役を、故・勝新太郎さんが演じる予定だったという裏話を披露。しかし、大島監督が「勝じゃダメだ、(もっと)ノリの上がったヤツじゃないと」とダメ出しをして、たけしの起用が決まったという。

 同作にはミュージシャンの坂本龍一とデヴィッド・ボウイが出演。たけしは「坂本龍一ちゃんとボウイ使うってのは、ありえないんだよね。それを強引に押し通しちゃった。んで、当てちゃった(大ヒットさせた)んだよね。すごいよね」とエネルギーと信念に脱帽。クランクイン前に、坂本と2人で監督のところに行き、「ぼくら怒鳴ったら、ぼくら帰ります。下手なんだから、俳優じゃないんですから」と伝えたエピソードも披露。「すごいテンションだったからね。あの監督は。あの映画(戦メリ)やって、(監督って)これほど面白いのか、やってみようと思った」と大島監督に刺激されて映画監督の道に進んだことを告白。俳優と監督の道を切り開くれた大島監督に感謝し、追悼していた。

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