山田洋次監督 映画は千円で見せたい
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映画監督の山田洋次氏(81)が25日、東京・立川市の国立音楽大学で行われた最新作「東京家族」公開記念トークイベントに出席した。
「東京‐」の音楽を担当した久石譲氏(62)とともに学生との交流を楽しんだ山田監督は、芸術文化に関する日本の学習環境に“苦言”を呈した。「韓国や中国は国策として力を入れているから、大学でちゃんと勉強した人が監督や役者になっている。だから盛んなんです」とほかの国を例に挙げ、「この国は基本から取り組んでもらわないといけない。映画はいくらで見られるの?1000円くらいで見せたいなあ」と、国の支援を強く訴えていた。