荻野アンナ、がん闘病と母の介護を語る
芥川賞作家でフランス文学の研究家、コメンテイターとしてテレビ出演もしていた荻野アンナさんが28日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」に出演し、大腸がんとの闘病、高齢の母親の介護などについて語っている。
慶応大学で教鞭を取りながら、画家の母を介護する日々を送っていた荻野さんは昨年5月、大腸がんの摘出手術を受けた。自身のがんは前向きな気持ちで闘うことができたが、問題は実家で一人暮らしをしている母。病気がちで腰の持病のため介護が必要なのだが「家に他人が入ると絵が描けない」とヘルパーさんを拒否。一人娘の荻野さんが介護をしていた。
退院し在宅での抗がん剤治療を始めたころに、母に物忘れの症状が現れた。それでも施設の利用やヘルパーさんの利用を拒んだ母に、今度は肺がんが発覚。入院している母のそばで、荻野さんが抗がん剤の副作用に七転八倒していたこともあったという。
今は、母の心地良い介護環境を作るため頑張るのが自分の気持ちの支えでもある、と語るのだった。