つんく♂母校近大入学式にサプライズ登場
音楽プロデューサーのつんく♂(44)が3日、母校・近畿大学(大阪府東大阪市)の入学式にサプライズ登場した。派手な演出で知られる同大入学式のステージで、つんく♂は吹奏楽部のメンバーらと校歌を熱唱。約7000人の新入生に「合コンの達人でも、アイドルの研究でもなんでもいい。何かの達人になれ」と、現代の日本社会で通用する人間になるための“秘訣”を説いた。
ライブ会場さながらの演出だった。場内にシャ乱Qのヒット曲「ズルい女」が流れ、大型スクリーンでサプライズゲスト・つんく♂が紹介されると、新入生たちは大歓声。つんく♂はギターを弾きながら校歌を歌い上げると、ギターピックを新入生席に投げ込んだ。
その後、新入生への祝辞にたったつんく♂は「東大、京大には勉強ではかないません。これはしゃあない。でも、勉強は3番目、4番目でいい。とにかく友達を作る。人と人をつなげることをやっていれば、どんな日本になっても仕事はあります」と熱く語った。
かつて、近大時代はバンド活動と文化交流を図る200人規模のサークル会長を務めながら、ディスコで踊る日々だったことを明かしたことがあるつんく♂。
友人を作る秘訣として「何かの達人になれ。『メダカをめちゃくちゃ知ってます』でも“合コンの達人”“アイドルの研究”でも、何でもいいんです。人にすごいなと言われるようになれば、仲間はいっぱい集まってきます」と自らの経験を基にアドバイスした。
万雷の拍手を浴びながらステージを去る際には「久々に校歌を歌いましたが、思いのほかキーが低くてビックリでした」と話し、笑いをとっていた。
またこの日の入学式には、シンガー・ソングライターの近藤夏子(27)も登場し、近大生と協力して作り上げた「近大の唄」を披露した。