樹木希林 意外な夫婦円満ぶり明かす

 女優・樹木希林(70)が4日、約40年間別居している夫でロック歌手の内田裕也(73)から「別れなくてよかった」と言われたことなど、意外な夫婦円満ぶりをユーモアたっぷりに語った。樹木は1973年に内田と再婚。81年には内田が無断で離婚届を提出。樹木は離婚を認めず、離婚無効の訴訟を起こし、勝訴。新婚当初以外は別居状態が続いている。

 この日、樹木は大阪市内で、関西テレビのドキュメント番組「“家族”が別れるとき~チンパンジーと研究員の14年~」(11日午前10・50)のナレーション録音を行い、終了後に会見。

 同番組が14年間続いたチンパンジーと飼育員の別れがテーマとなっていることに引っ掛け、樹木は最近になって内田から「俺が言うのもなんだが、別れなくてよかったな」と言われたことを明かした。

 「まあ探るように聞いてくるわけですけどね(笑)。内田さんとは戦う時は戦いましたが、あの人は知り合いとかの離婚とかを見て『なんで別れるんだ!』と言う、いい人なんですよ」と、意外な夫の素顔を披露した。

 内田とは、墓参りの時期などに樹木がFAXで呼び出し、数カ月に1度会っているという。「目も合わせない夫婦なんてのもありますが、うちはめったに会わないから(会うと)ずっと向き合ってますよ。『私に言わせろ』『いや、おれに先にしゃべらせろ』なんてね」。

 一方で「世間では、私のほうが大変な夫を持つ妻と映っているようですが…うちの中で一番厄介なのは私じゃないか」との疑念が芽生えてきたという。

 最近、自己分析した結果、他人との付き合い方に関する考え方が自己中心的ではないか、と思えたこと、3人の孫に対しても内田のほうが「かっこいいTシャツを見つけたぞ」と言ってプレゼントするなど、優しいことも理由だという。

 このため、このほど「今さらですが、もっと普通の感覚を持った女性のほうがよかったんじゃない?私のほうが加害者?」と聞いたところ、内田は「ううっ…」と押し黙ってしまったという。樹木は「否定されませんでしたね」と微笑んでいた。

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