海老蔵、長男の名前を父に相談していた
歌舞伎俳優の市川海老蔵(35)が5日、自身のブログで3月22日に誕生した長男を「勧玄(かんげん)」と命名したことを発表。翌6日朝には命名理由を、自身のブログで発表した。
命名理由について
(1)「ん」の音を入れること
(2)方位学で「五黄土星の一白水星」の星に関連し、北を意味する「玄武」の「玄」
(3)家の芸である歌舞伎十八番の「勧進帳」の「観」
の3つを挙げた。
そのえうえで「しかしなにより、この名前だけ父に話していたことが1番です」と、2月に亡くなった團十郎さんへの思いを改めて吐露。伝統ある梨園らしく、父に“相談&報告”していたことを重要視したことを明かした。
團十郎さんの棺には「勧進帳」の巻物と弁慶の数珠も収められていたこともあり、観玄君にも「いつかは、勧進帳の弁慶も富樫も義経も勤めてもらいたい」と家の芸の継承の決意を新たにしていた。
海老蔵は現在、京都・南座で「五月花形歌舞伎」(~27日)に出演中。4代目團十郎が1774年に初演した歌舞伎十八番の一つである「鎌髭(かまひげ)」を約240年ぶりに復活上演させた。劇中の口上で「鎌髭を親子共演をするのが夢でした。父が最後に舞台に立ちました京都南座において、上演することは供養になるのでは」と團十郎さんへの追善であることも明かした。また夜の部では「伊達の十役」で1人10役に挑戦している。