尾野真千子 初共演の森山未來に熱視線
俳優・森山未來(28)と尾野真千子(31)が6日、大阪市内で、NHK大阪放送局テレビ放送開始60周年を記念した土曜ドラマ「夫婦善哉」(8月24日スタート、土曜、後9・00)のPR会見を行った。森山と初共演となる尾野は「柳吉(森山)という人を愛し抜きたい」と森山の横顔に熱視線を送った。
森山は、役作りに関して「衣装の和服姿は、『お腹が出ている方が見栄えがいい』とスタッフに言われ、いっぱい食べてます」と話せば、尾野がすかさず「そやね、食べてはるね」と、ともに関西出身の2人の会話はまるで夫婦のよう。
同局の櫻井賢チーフプロデューサーによると、尾野は「一流の芸妓」役のため、3月末から大阪入りし、三味線の猛げいこを始め、時には自宅へ三味線を持ち帰るほどの熱の入りようだったという。その成果が、4月16日からの撮影ですでに現れており、櫻井氏は「“その世界”を生きてきた、という風情が自然に出ている」と大絶賛していた。
原作は今年、生誕100年を迎えた大阪の文豪、織田作之助。過去に単発ドラマ化はあったが、連続テレビドラマ化(全4回)は初めて。また、今まで描かれなかった、二人が新天地・別府へ行くストーリーも映像化されるという。
物語は、北新地の人気芸妓・蝶子(尾野)が、化粧問屋の放蕩息子の柳吉(森山)と出会い、恋に落ちたことから始まる人情喜劇だ。6月中旬クランクアップ予定。